NEWSお知らせ
🐈シンバの日記🐈3いざ大阪へ
2018.06.26
4ねんまえのあるひ、おおさかのマンションのごかいで、でんわがなった。
ぼくのままになるまえの、ろーらのままがでんわでこういってた。
「うちのむすめ、そんなにおりこうではありませんが、マンションでねこをかうほどバカではありません!」
えっ?それってぼくのこと?
そうだったんだ。
ままは、とうきょうのふどうさんやさんにおこられたらしい。
あわてて、しんかんせんにのって、ろーらのへやにやってきて、ぼくをみつけた。
だいがくのせんせいにも、つれてかえりなさい!とおこられ、ぼくは、おおさかにいくことになった。
ママは、このときまだぼくをかうつもりはなかったらしい。
だって、パパがだいはんたいだったから。
だれかにぼくをもらってもらうつもりで、つれてかえってきたんだって。
そのひ、パパはこういった。
「今日はルンバが来るんだろ?」
えっ?なになに?
ぼくは、ライオンのおうさま、シンバだよ。
ひとりでおそうじできるルンバじゃないよ。
パパは、そんなかるいきもちだったらしい。
それにしても、ママは、JRもしんかんせんも、きんてつもけいはんも、でんしゃというでんしゃ、ぜーんぶぼくのぶんもきっぷをかってくれた。
ママがいうには、
「だって、おおさかにくるシンバにけちがついたらいやじゃない!」
ママは、どんなときも正攻法。
これは、パパのやりかただ。
ぼくは、つよかった。
だって、シンバだもん。
でんしゃのなかでも、しんかんせんでも、いっかいもなかなかったよ。
ミャーともいわず、ママにつれられて、おおさかにきたんだ。
そこは、マンションのごかい。
そう、このあいだ、でんわがなって、ママがおこられてたあのおうちだった。